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村上春樹(その5)1Q84を読みながら、適当に途中経過を綴る [書評]

第15章から第20章にかけては
仕事の休憩中に
スマホのKindleで
村上春樹:1Q84を読んでいたので
逐一、思ったことを
綴れなかった…

そのために、再度読み返すのも
なんだかな〜
と思い

記憶をたどり
さらっと
感想や思いを綴ろうと思います。


ですが
改めて思うのが、

仕事の休憩中に
村上春樹の長編小説を読んでいると

読書の休憩中に仕事をしているような
変な感覚に陥ります。

読書が主(小説世界がメイン)で
仕事が副(現実世界がサブ)という変な感じをする時があります。

それだけ、
この本の世界にどっぷり浸かっているというコトですね。


第15章から第20章というのは
BOOK1の後編の部分に当たるのですが

(※厳密には第13章〜24章がBOOK1後編)

登場人物やあらすじ、ストーリー、構成など
この本の要素となる部分は

BOOK1の前編で紹介されている感じ。
コース料理で言えば
「前菜、オードブル」といったところでしょうか…
そして、
BOOK1の後編は
「スープ」にあたるパートだと思います。

BOOK2の前編
「魚料理、ポワソン」を受け入れるために
胃袋を十分に広げて
温めて
準備している
それが
BOOK1の後編

男性主人公パート
女性主人公パートも
かなり密接に関わりを示唆し始めています。

各パートの登場人物同士はまだ
お互いの存在も知らないでしょうし
接触もなし

ですが、

近い未来
必ず、お互いの存在を意識し始めるだろう
と現段階で読めてきます。

そうなったら
より深くなるだろう
面白くなるだろう
ということが期待される
現在までの展開。

この先、期待しかありません。
早く、続きが食べたいです♪


教えてもらったことは忘れる。自分が苦労して盗んだものは決して忘れない

小野二郎(すきやばし次郎主人)



匠 すきやばし次郎~JIRO PHILOSOPHY~

匠 すきやばし次郎~JIRO PHILOSOPHY~

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/09/16
  • メディア: Kindle版



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村上春樹(その4)1Q84を読みながら、適当に途中経過を綴る [書評]

スマホのKindleで小説を読むと
思ったことをすぐに
テキストパッドに書き込むことができないので
やはり
アウトプット前提の場合は
MacBookでKindleを読むと
すぐに
思いを書き出せるのでオススメ。


第14章

主人公たちが
それぞれに
数学の世界に逃避する
小説の世界に逃避する(物語の森)

と言う表現が
出来てきたので
私自身も
村上春樹の
小説の世界に
逃避している時がある
と思った


第15章

男性が主人公のパートで
子供時代のエピソードであり
そこで
あるクラスメートの女の子と
道ですれ違うというようなシーンがある

その女の子が
女性の主人公パートの
まさにその人ということが
ここにきて発覚

BOOK1の後半で
より二つの物語がつながりを持ち始めて行く
それでも
かなり薄くですが…


今後
二つの物語が
どのように
関わりを深めていくのかがとても興味深い
もちろん
各パートのストーリー自体
徐々に核心に向かって
歩んでいるので

ストーリー自体の面白さと
この小説の構造的な奥深さ
を同時に味わうことが出来るのが
村上春樹:1Q84

とてもいい!


全体的に思考して、局所的に行動せよ。最小限を行使しつつ、最大限を達成せよ。

バックミンスター・フラー


1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/05/28
  • メディア: 文庫



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村上春樹(その3)1Q84を読みながら、適当に途中経過を綴る [書評]

村上春樹の小説はいつも突然
時間軸が移り変わる


例えば

●●年後…
●●●さんとの初対面の時…

のような野暮な説明は一切なく

突然、
その時の物語が
スタートされる

文脈から判断して
理解する他ない

こういう感じ、
粋で好きだ

それからキャラクター設定も
少し変わった人が多数出てくる

それから性的嗜好も
多種多様

レズやら
ロリコン
おじさん好きなど


いずれにしても
設定が細かく徹底しているから
説得力があり、
容姿や雰囲気の描写まで細かいから
頭の中に
こんな感じの人物だということが
読み進めていくうちに
ありありと浮かび上がってくる

もう一つの現実の世界が
小説の中に詰まっていて

現実から逃避したい時
または
非日常を味わいたい時に
小説を
特に
個人的には
村上春樹のその世界に浸ることが
とても素晴らしい体験になる

村上春樹
もし
まだなら
是非!



他人を感動させようとするなら、まず自分が感動しなければならない。そうでなければ、いかに巧みな作品でも決して生命ではない。

ミレー




海辺のカフカ(上下)合本版(新潮文庫)

海辺のカフカ(上下)合本版(新潮文庫)

  • 作者: 村上春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: Kindle版



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村上春樹(その2)1Q84を読みながら、適当に途中経過を綴る [書評]

今のところ
吸い込まれるように
順調に読み進めています。

やっぱり
村上春樹を読んでいると
すごく心が満たされます。

今は、タバコは吸わないけど
タバコでも吸いながら
腰を据えて
じっくりと時間を作って
春樹ワールドにどっぷり浸かりたい
そんな
気持ちにさせてくれる
1Q84


第9章に差し掛かって、やっとこの本のタイトル
1Q84という意味が出てくる
これは一つ目の意味なのか、
もう今後、特にこのタイトルには触れられないのか…

タイトルに意味が作中で直接触れられないまま終わるのかと思っていたけど
確か、
記憶が定かではないけど
村上春樹は
毎回、だいたいタイトルの意味を
作中で触れていたような…

まっ
とにかく
継続して読み進めていきます。

この本を読んでいる最中にオーディオBOOKで
相沢 沙呼:「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」
を聞いて、そちらはすでに聴き終えていて
そこに登場する主人公の霊媒探偵の女性が、
1Q84に登場する一つの物語ある少女と
自分の頭の中ではほぼ同一人物か
かなり似た人物として認識している

まさか…
相沢 沙呼が
寄せてきた??

なこたないか…
私、自身の想像力の乏しさ故のことだとは思います。


第10章でついに、二人の主人公のストーリーが少し交差し始めます。
それは、本人たちではなく、
過去のある事件が若干交差し始めると言った程度

すごくドキドキ
来たかって感じになります。
そりゃそうだよな
ただ単に二人の主人公のストーリーを交互に
描いてどうすんねん
ってことになるので
やはり
ついに交差するってところで

この作品
すごいことになるのか
どうなのか…
とりあえず引き続き期待!

今日はこの辺で
ではまた!


肝心なのは感動すること、
愛すること、
希望を持つこと、
打ち震えること、
生きること

ロダン



騎士団長殺し(第1部~第2部)合本版(新潮文庫)

騎士団長殺し(第1部~第2部)合本版(新潮文庫)

  • 作者: 村上春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: Kindle版



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村上春樹:1Q84を読みながら、適当に途中経過を綴る [書評]

村上春樹の長編小説はやはり好きだ。
素敵なストーリー、春樹らしい表現、おしゃれな演出、少し周りくどい説明など
どれを取っても好きすぎる!

本を読んでいて、気持ちよくさせてくれる筆頭は村上春樹で間違いない

ダンスダンスダンス
ねじまき鳥のクロニクル
その他、短編をいくつかと
そして今、1Q84を読んでいる


海外に住んでいると、日本の小説を手にすることが少し困難になる
実際に2020年の11月まで、村上春樹の長編は電子書籍では販売してなくて(おそらく)
実家の母にお願いして空輸してもらおうかとまで考えていたときもありました

でもコロナで、その手のことが不便になったので
そこまでしなくても良いかと機を伺っていたら…
待望の電子書籍化で長編がいくつか販売していることを知り
早速、気になっていた1Q84を購入して読んでみることにしました


かつて読んだ長編の
ダンスダンスダンス
ねじまき鳥のクロニクル

これらを友人に本を借りたときは
あらすじなどは一切に知らないまま読み進めた

今回は、なぜか“あらすじ”を軽く読んでしまった

すごく後悔

小説全般なのか、村上春樹作なのかは分かりませんが
あらすじを読まない・事前情報一切なしが
正解!
だと個人的には思っております。


村上春樹って、
すごくお洒落なんですよね。
考え方とか、もの事の捉え方など
いちいち良い


1Q84を7%まで読んで見て感じた事、一言感想

まずこれは2人を軸に書かれている
一章ごとに、主人公が変わる。
今の所、その2人の主人公が交差する点は一切ない。

でもどちらのストーリーは素晴らしく興味深い。
キャラクター、設定なども流石としか言いようがない。

なんともありえない設定なんだけど
ディテールが細か過ぎて
えっ、あり得るかも
いや、ある!
って感じでリアルとして読めてくる。

まだダンスダンスダンスが一番好きだし、ねじまき鳥のクロニクルが二番目に好きに変わりはないけど

でもひょっとすると、1Q84が一番になる可能性もあるという予感はある。

春樹作品の好きな部分として、
お酒をお洒落に飲むシーンと
セックスに関する描写が知的に表現されている
露骨な表現なのに、ベトベトしていないのが心地よい


第6章まで読んで気がついた事として
登場人物・ストーリーなどの謎や疑問点が一歩ずつ、ゆっくりとだが確実に解き明かされながら
進んでいくのがとても心地よい
村上春樹らしいと思う。
小説はそもそもそうなのかもしれないが…

また読んだら逐一、書いていこうかと思います。

では。


P.S.
小野雅裕著:「宇宙を目指して海を渡る」という本を読んでの
続編はまた今度です。



君は小説家になりたいんだろう。 だったら想像しろ。 見たこともないものを想像するのが作家の仕事じゃないか。

1Q84作中、小松


1Q84(BOOK1~3)合本版(新潮文庫)

1Q84(BOOK1~3)合本版(新潮文庫)

  • 作者: 村上春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: Kindle版



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